ビジネス環境の変化が激しい昨今、オンプレミスインフラとパブリッククラウドを組み合わせたハイブリッドクラウド戦略のニーズが続いている。そうした中で表明された、HPEと日本IBMの協業により、企業のIT戦略はどう進展するのか。
企業のシステムとインフラは多様化の一途をたどっている。オンプレミスの既存システムを維持する一方で、パブリッククラウドを利用しながら新しい技術を使いこなす――企業が変化の激しい社会情勢に合わせてビジネスを変え、大きく成長するにはこれが求められる。
こうしたニーズが続く中、長らくしのぎを削ってきた日本ヒューレット・パッカード(HPE)と、日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)の2社が協業を表明した。この協業が目指すものは何か。顧客企業のITをどう変えようとしているのか。
企業ITの将来像や協業を通じた取り組みについて、HPEの挾間 崇氏(執行役員 経営企画統括本部統括本部長)と、日本IBMの鬼頭 巧氏(テクノロジー事業本部データ・AI・オートメーション事業部 ストラテジー&ソリューション統括部長)が対談した。
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