Windows Server 2012/R2のEOS目前、“運用管理”重視で考える移行のポイントはハイブリッド環境でも運用をシンプルに

2023年にEOSを迎えるWindows Server 2012/R2だが、移行先を検討する上では、ハイブリッド環境を見据えた選択が求められる。オンプレのサーバ環境を維持する場合、鍵となるのが運用管理だが、シンプル化を実現するにはどんな方法が最適か。

2021年10月28日 10時00分 公開
[ITmedia]

 2023年10月10日にサポートが終了する「Windows Server 2012」および「Windows Server 2012 R2」(注)の移行環境として、これまでの“クラウドファースト”路線を一歩抜け、システムの基盤をオンプレミスで準備しつつ、適宜クラウドサービスを取り込むハイブリッドを検討する企業が増えている。

(注)本稿では、Windows Server 2012およびWindows Server 2012 R2を合わせてWindows Server 2012/R2と表記する。

 この運用形態で肝になるのは、オンプレミス側の運用管理をシンプル化することだ。クラウドはインフラの運用管理を事業者に任せられるが、オンプレミスのサーバは障害対応を含めて全て自社で面倒を見なければならない。できるだけ運用管理を効率化したいというニーズに対し、最新のサーバはどのような機能や関連ソリューションで応えられるのか。

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