ゼロトラストセキュリティで“突貫工事”のテレワークを安全・快適にするにはセキュリティ強化と運用管理の効率化を両立

ゼロトラストセキュリティはテレワークのセキュリティ対策として有効だが、自社の事情に応じてゼロトラストセキュリティを実現するツールを選び、導入することは簡単ではない。導入への一歩を踏み出すにはどこから始めればよいのか。

2021年11月18日 10時00分 公開
[ITmedia]

 近年日本企業が取り組んでいる「働き方改革」は、2020年から拡大した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって加速した。中でもテレワークは、働き方改革とCOVID-19対策に効果があるという理由で拡大した施策の一つだ。

 突貫でテレワークの仕組みを整えた企業は、テレワークのセキュリティ対策が不十分になりがちだ。IT担当者がテレワークという新しい業務形式でのIT運用に四苦八苦しており、セキュリティが二の次になる傾向がある。

 そうした中、テレワークの有用なセキュリティ対策として台頭したのが「ゼロトラストセキュリティ」だ。ゼロトラストセキュリティがテレワークに有用であることは分かるものの、何を目指せばよいのか、どこから手を付けてよいのか、方針を立てられずに導入が進まない企業もある。以降で、テレワークでどのようなセキュリティ対策が必要か、自社に適したゼロトラストセキュリティを実現するにはどのような対策を講じればよいのかを解説しよう。

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