セキュリティリスクの変化に振り回されない「設計段階から見据えた対策」とは「Security by Design」はなぜ必要か

DXや働き方改革など、今後を見据えたIT戦略に合わせたセキュアなシステム構築の鍵は。システム設計段階からサイバーセキュリティを確保するための考え方「Security by Design」の意義について、事例を交えて解説する。

2021年11月18日 10時00分 公開
[ITmedia]

 サイバー攻撃被害の傾向はここ数年で大きく変化している。これまでは国家や大企業などをターゲットに重要な情報の搾取を目的とした攻撃が主流だったが、ランサムウェア(身代金要求型マルウェア)の登場以降、直接的に金銭を得ることを目的とした攻撃が目立っている。もはや「自社は攻撃者に狙われるようなデータを持っていないから大丈夫」という理屈は通用しなくなった。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)を経て、働き方や働く環境のデジタルシフトが進展している。この社会的な変化に応じて、サイバー攻撃も激化する一方だ。コロナ禍がもたらした変化を踏まえて、今後はどのようなセキュリティ対策が必要になるのか。その一つの解として、2021年10月20日開催のオンラインセミナー「今組織に必要な『正しいセキュリティ世界』の作り方」におけるNECのセッション「変化するセキュリティリスクに対応し続けるためのセキュアな業務基盤づくりとは」の講演内容をレポートする。


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