AIエンタープライズサーチで企業がため込んだ「データ」を「知識」に変えるあいまいな質問を受け入れるAI

コンシューマー向けWeb検索サービスには、あいまいな質問からユーザーが知りたいことを類推して答えを返すものがある。企業の膨大な技術資料やマニュアル、報告書などに対しても同様の利便性を実現するエンタープライズサーチAIがある。

2021年12月02日 10時00分 公開
[ITmedia]

 今日、世の中にあふれているデータの8割は、動画、画像、Office文書、PDF、マニュアルなどの刊行物、メール、Webページ、SNS、ログなどの非構造化データが占める。

 非構造化データに含まれる文字(テキスト)には、企業がさまざまな活動を通じて蓄積した情報や知識が含まれている。その中から必要な情報を探し出してビジネスで活用するためのソリューションとして、エンタープライズサーチなどの検索システムが挙げられる。

 だが、それらの検索システムの多くはさまざまな面で課題を抱えているという。本稿では、それらの課題を明らかにするとともに、問題解決の糸口を提示する。

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