「ライセンス費用が削れればいい」と安易にOSS DBを導入する企業のリスクとは増え続けるDB製品、どれを選べばいいのか

年々増加するライセンス費用をなんとかしたい、クラウドに対応したDBにしたいといった目的で「DBの切り替え」を考える企業はある。だが、市場には無数の製品やサービスがある。「選定方法が分からない」という企業はどうすればいいのか。

2021年12月16日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 DX(デジタルトランスフォーメーション)の機運の高まりもあり、企業はさまざまな取り組みを進めている。AI(人工知能)やIoT(Internet of Things)といった先端技術を活用することは重要だが、その前段階である「業務の見直し」を忘れてはならない。非効率な業務や無駄な支出が残ったままの状態では「ビジネスプロセスの変革」は難しいからだ。

 IT担当者が見直すべき支出の一つに「DB(データベース)のライセンス費用」がある。

 DBは「導入したらそのまま使い続けるもの」という印象が強く、「10年前に導入した商用DBを今も使い続けている」という企業は珍しくない。だが、見方を変えれば「使い方は変わらないのに、毎年支払うライセンス費用は増えている」とも言える。有識者は「年々増えるライセンス費用に悩み、DBの構成見直しや移行を考える企業が増えている」と語る。

 だが、DBの切り替えにはさまざまな課題がある。ライセンス費用の課題はOSS(Open Source Software)のDB製品やサービスを使えば解決できるが、有識者がいない企業にとってOSSの導入は技術的なハードルが高い。OSS以外にも市場にはさまざまなDB製品やサービスがあるが、ノウハウがない企業は「どういう基準で選べばいいのか」が分からない。

 こうした課題を解決する方法とは何か。有識者に話を聞いた。


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