ITシステムの多様化が進む一方で、サイバー攻撃の対象は拡大し、巧妙化している。個別最適の対策には限界があり、余分なコストがかかったり、抜け漏れがあったりといった問題が起こりやすい。一貫したセキュリティを確保するには。
仮想化、クラウド、コンテナ、マイクロサービスといったようにITシステムを構成する要素は多様化している。DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進やテレワークの普及といった観点で見れば、ITシステムの多様性はメリットになる。
だが、セキュリティの観点では「攻撃される可能性のある領域が増えている」とも言える。
こうした状況で個々の要素に対してセキュリティ対策をしても「余分なコストがかかる」「抜け漏れがある」といった問題が起こりやすい。ではどうすれば一貫したセキュリティを確保できるのだろうか。
本稿では、2021年6月7日から14日に開催された「ITmedia Security Week 2021 夏」のセッションを基にこれらの解決策を探る。
※本稿は、2021年7月1日に公開した記事を一部変更して再掲載したものです。
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