運用業務のサイロ化、属人化を解消するための3つのポイントシステム運用の個別最適化が引き起こす課題とは

ヘルプデスク業務の共通化は進んだが、システムごとに運用作業や管理方法が異なる「サイロ化の問題」によって、運用・保守業務は非効率なままだ。各システムの運用・保守業務を効率良く統合して全体最適化を進める方法がある。

2022年01月24日 10時00分 公開
[ITmedia]

 DX(デジタルトランフォーメーション)を推進するに当たり、多くの企業でシステムの「運用・保守業務」が足かせになっているとの指摘がある。経済産業省が発表した「DXレポート〜ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開〜」によれば運用・保守業務を「属人的かつ継承困難」と考える企業は6割以上に上り、IT予算の90%以上を既存業務運営のための予算が占めた企業もある。

 この問題の解消に向けて、多くの企業が施策を打ってきた。クラウドやコンテナを活用したレガシーマイグレーションや、それに伴うITリソース払い出しのコード化(IaC:Infrastructure as Code)はその一環と言える。ITサービス管理(IT Service Management)の領域はワークフローツールで業務プロセスを自動化したり、セルフサービス化したりといった施策が進んだ。しかし、システムごとに運用作業や管理方法が異なる「サイロ化の問題」によって、運用・保守業務は非効率なままだ。

 この状況を「運用効率化のミッシングパーツ」と指摘する声もある。この穴を埋める方法を聞いた。


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