ID管理を軸に考える「ゼロトラスト」、日本企業の事情も踏まえた最適な導入法はクラウド全盛時代のID管理はどうあるべきか

働き方が多様化する中、いつ、どこで、誰がなどの要素に基づくセキュリティ対策が重要になっている。そこで注目すべきがID管理を中心とした「ゼロトラスト」だ。ただし部署の兼任や異動が頻繁な日本企業の導入時には、注意点が多いという。

2022年02月25日 10時00分 公開
[ITmedia]

 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染防止策としてテレワークが広がった。クラウドサービスの活用が当たり前となり、オフィスにいるときと同等の業務をオフィス外で実施できるようになったことも大きな後押しとなっている。これを機に働き方を問い直し、居住地を特定の地域に限定しない動きも生じている。

 働きやすいだけではなく暮らしやすい場所に住むことで、従業員は自身のポテンシャルをフルに発揮して仕事ができるようになる。子育てのしやすさや、自然とともに生きる人間らしさを追求する上でも、住みやすい場所で働くことは重要だ。ただしテレワークを含めた多様な働き方を推進するには、セキュリティの課題を乗り越えなければならない。

 働き方が大きく変わる中で必要性が高まっているのが、ID管理を中心としたゼロトラストだ。「いつ」「どこで」「誰が」などの要素に基づいてセキュリティを確保し、快適に仕事をするためには何が必要なのか。本稿は日本企業特有の事情も踏まえて、ゼロトラストを実現し、多様な働き方を実現するためのヒントを取り上げる。


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