三井化学がエッジサーバのインフラにHCIを導入した理由とは2カ月でエッジサーバのインフラ導入

複数拠点から集まるデータを処理する企業でDXを進める場合、データセンター一元化はデータ転送量やBCPの観点から望ましくない場合がある。エッジコンピューティングを検討すべきだろう。三井化学が導入したITインフラの事例を紹介する。

2022年03月17日 10時00分 公開
[ITmedia]

 デジタルトランスフォーメーション(DX)を開始し、さらに全社に展開するため、さまざまな取り組みが進んでいる。不確実性が増す環境下において社会課題解決に貢献し、持続的に成長することが目的だ。そのためにはビジネスモデルや業務プロセスの高度化と合わせて、DX推進に役立つITインフラの刷新が必要だろう。

 例えば製造業ではデータドリブンでビジネスを推進するための次世代工場の構築が進んでいる。国内に複数の拠点を持つ企業では、通信量増大を抑えるためにデータセンターへの集約ではなく、エッジコンピューティングを採用する取り組みも始まっている。これは拠点が多い企業に共通の課題解決策であり、製造業だけではなく、流通業などにも当てはまる。

 エッジコンピューティングのメリットはそれだけでない。センサーデータの集約とリアルタイム分析、事業継続計画(BCP)の向上にも役立つ。さらにパブリッククラウドと連携させることも可能だ。

 エッジコンピューティングのシステムを構築する際、3層(3Tier)やハイパーコンバージドインフラ(HCI)など、さまざまな構成が考えられる。HCIを選択した企業にはどのような判断があったのか、どのようにシステムを構築し、どんな効果を得たのか。三井化学で導入を推進した担当者と、取り組みを支援したパートナー企業に話を聞いた。


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