クラウド活用でITシステムは柔軟になり、利便性も高まった。だが、攻撃対象が増え、システム管理者の対応が難しくなった。解決するには「ゼロトラストセキュリティ」の適用が望ましい。どうすれば全社横断の取り組みが可能になるだろうか。
いつでもどこからでも、どのようなデバイスからでも当たり前のように業務を遂行できる今、利便性と比例して深刻化しているのがセキュリティリスクだ。
国内企業のCISO(Chief Information Security Officer)約300人を対象にした2021年6月の調査によると、回答者のうち76%が、この1年で攻撃の発生件数が増加したと回答し、同じく76%が重大な侵害を経験したと回答しているという。
状況は深刻だ。「自社のITシステムが破綻している」と認識していながら、対応できていない状況にあるという回答が、半数あった。ITシステムの複雑化を招いた背景にあるのは、クラウドサービスを広く活用するようになったことだ。
場所やデバイスを問わず、さまざまなクラウドサービスを利用する業務形態は、管理者にとってみれば目の届きにくい管理対象が急増することに等しく、対応が追い付かない。管理者を困った状況に陥れるこのようなセキュリティの課題をどう乗り越えていけばよいのだろうか。
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