技術伝承、紙マニュアル、OJT……現場教育の課題を動画で解決する現実的方法ベテラン技術者の勘やコツを可視化

製造業の現場教育における「技術伝承」の課題が深刻になっている。対面OJTや紙マニュアルの作成・更新といった従来手法が限界を迎える中、教育工数の削減/業務の標準化/生産性向上/多能工化に寄与する“動画マニュアル活用法”とは?

2022年04月15日 10時00分 公開
[ITmedia]

 製造業では、特定の業務が特定の人にしかできない、いわゆる属人的な業務状況となっているケースが多い。経験によって培われた技術、また勘やコツのおかげで、その人がその業務を担当すれば非常に効率が良く、質も高い。何かトラブルがあっても、すぐに対応できる。

 一方で、業務のブラックボックス化や、人による作業のバラツキは課題だ。その上ベテランの勘やコツは、本人は何げなくやっていることも多く、伝承が難しい。人手不足の昨今、時間をかけて弟子を仕込むようにOJTをする余裕はないし、現在はコロナ禍で、そもそも対面業務がしにくい状況だ。

 こういった人材教育では、これまではマニュアル(手順書)を作成して作業の標準化や伝承に取り組んできた現場も多いだろうが、文字と画像だけの紙のマニュアルでは表現力に限界がある。例えば、OJTならば「ココが熱くなっているので注意して」と指を差して教えられるが、紙のマニュアルでは単純に「ココ」を伝えることも意外と難しい。人や機械の動き、道具の微妙な角度など、業務の手順やコツを伝えるには紙のマニュアルでは力不足……と感じている方も少なくないだろう。さらに、国の内外を問わず外国人労働者も増えている。前述したような課題に加えて言葉の壁もあり、人材の育成はなおさら難しく、時間もかかる。

 そこで注目したいのが「動画マニュアル」だ。動画から知識を得ることに慣れている世代も増えており、何より動画は伝えやすく分かりやすい。一方で「動画の作成や編集は時間がかかるし、技術も必要なのでは?」と思う方もおられるかもしれないが、誰もが簡単に動画を作成でき、教育工数の削減/業務の標準化/生産性向上/多能工化に寄与する“動画マニュアル活用法”があるのだ。


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