今もう一度確認しておきたい、SD-WANのメリットとはSD-WAN=ローカルブレークアウトが誤解なわけ

「SD-WAN」の利用が広がってきている。SD-WANは、中堅・大企業の情報システム部にとって一度は検討すべきものであることは間違いない。では、あらためてSD-WANとは何なのか。どのようなメリットがあるのだろうか。

2022年04月28日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 ビジネス環境や働き方が激変する中、ネットワークやセキュリティを根本的に見直す動きが進んでいる。

 WANについては、各拠点からインターネットに直接接続する動きが進んでいる。そのための手段として採用されているのがSD-WANの「ローカルブレークアウト」と呼ばれる機能だ。これを使って、従来専用線を通っていたネットワークトラフィックの一部をインターネットに流し、帯域の逼迫(ひっぱく)を解消するわけだ。

 ただ、「SD-WANを入れさえすればよい」「SD-WAN=ローカルブレークアウト」といった誤解も生まれつつあるようだ。SD-WANは、WANをソフトウェア的に制御する技術であり、さまざまな応用が可能だ。システム規模や従業員規模が大きい企業が抱えやすいさまざまなネットワーク課題を総合的に解消し得る可能性を秘めている。

 ビジネス環境や働き方が激変する時代だからこそ、「SD-WANの賢い使い方」が求められている。では、SD-WAN導入が当たり前になる時代に何を目指し、どんなSD-WANを選んで活用すればいいのか。ネットワークをオーバーレイ、アンダーレイの両面から知るスペシャリストに話を聞いた。


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