事例に学ぶ「オフィスワークとテレワークの両立を目指した無線LAN刷新」ネットワーク環境が「時代遅れ」になっていないか?

コロナ禍に伴ってWeb会議の利用機会が増えたことをきっかけに、旧来のネットワーク設計の限界が露呈するケースは珍しくない。事例を基に、SIerやリセラーがユーザー企業のネットワーク刷新を支援する際のベストプラクティスを探る。

2022年04月28日 10時00分 公開
[ITmedia]

 IT基盤は、外部環境の変化に応じて定期的な見直しが必要だ。サーバやストレージは3〜5年前後のリース契約で導入するのが一般的で、設備入れ替えのタイミングで構成の見直しをすることになる。一方でネットワーク機器は、建物に付属する設備というイメージが強いためか、古い設備を何年も使い回すことは珍しくない。結果としてIT担当者が注意を払わないうちに陳腐化していた、という状況が起こり得る。

 特に問題となるのが無線LANだ。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対策としてWeb会議を実施する機会が増えた企業は、帯域幅(回線容量)不足も課題となりがちだ。

 数年に一度登場する新しい無線LAN規格の採用を検討したり、働き方の変化に合わせて設備を更新したり、といった不断の見直しが望ましい。無線LANの能力は電波の伝わり方によって左右されるので、オフィスレイアウトや従業員の働き方に変化が生じるたびに構成を見直す必要がある。特にフリーアドレス制度を採用する場合は、従業員がオフィスのどこにいても快適に無線LANを利用できる環境整備が必要だ。

 こうした無線LAN関連の多彩な課題に対して、システムインテグレーター(SIer)やリセラーはどのようにユーザー企業の要望をくみ取り、最適なネットワーク設計とシステム刷新を支援すればよいだろうか。事例を基にベストプラクティスを探る。


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