“運用しやすいオンプレミス”を夢から現実へ「HCI」という選択肢オンプレミス「新主役」 HCIの利点は?

クラウドサービスの普及とともにオンプレミスのインフラの良さが再認識され、システムによって両方をうまく使い分ける動きがある。特に注目されているのは「ハイパーコンバージドインフラ」(HCI)だ。HCIの利点は何か。

2022年05月18日 10時00分 公開
[ITmedia]

 長引く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)によって、IT投資を抑制している企業がある。その一方でパンデミックをデジタルトランスフォーメーション(DX)推進のチャンスと捉え、積極的なIT活用にかじを切っている企業も存在する。

 大きなITトレンドの一つといえば、オンプレミスのインフラからクラウドサービスへの移行だ。そうした中、企業はオンプレミスのインフラへの投資を削減している――と想像しがちだが、実はそうではない。クラウドサービスの普及とともにオンプレミスのインフラの良さが再認識され、成長を続けているオンプレミスのインフラ向け製品分野もある。その一つが、サーバやストレージの機能を統合してシステム構成のシンプル化を図る「ハイパーコンバージドインフラ」(HCI)だ。

 調査会社IDC Japanによると、国内HCI市場(売り上げ規模)は2020年〜2025年に8.7%の年間平均成長率(CAGR)で拡大し、2025年には783億3000万円になる。HCI技術も進化し、ユーザー企業が「使いにくい」と感じていた点が解消されつつある。注目のHCIはどのような技術で、企業はその採用によって何ができるのか。オンプレミスのインフラの“主役”になろうとしているHCIの可能性を探る。


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