ITインフラのクラウド移行を機にDBの刷新を考える企業が増えているという。だが、DBの切り替えは「データを移せば終わり」といった単純なものではない。知見がない企業はどのように進めればいいのか。有識者に話を聞いた。
DX(デジタルトランスフォーメーション)実現を目指す企業にとって「ITインフラの刷新」は重要なテーマだ。オンプレミスを中心としたITインフラを持つ企業であれば「クラウドへの移行」が思い付くだろうが、例えばデータベース(DB)を見直すだけでも効果はある。
長年運用して動作が重くなったDBを軽量なものに切り替えれば利便性を向上させることができるし、ライセンス費用がかからないオープンソースソフトフェア(OSS)のDBを使えばコストの削減が可能だ。フルマネージドサービスのDBにすれば運用負荷の軽減に効果がある。
ただその場合、懸念となるのはDBの移行方法だ。
有識者によると「DBにはSQLという共通言語はあるものの製品ごとに仕様の差異があり、一筋縄ではいかない」という。そのため、単純に「古いDBから新しいDBにデータをコピーすればいい」とはいかない。データ移行するにしてもデータ変換など作業が必要だ。
だが、その作業をするためには移行元と移行先の両方のDBに詳しい必要がある。そうした知見がない企業はどうすればいいのか。さまざまな企業のDB移行を支援してきた有識者に話を聞いた。
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