後回しにしてきたテレワーク環境の課題 部分最適ではない「包括的な対策」とはポイントは「シンプルにすること」

急きょ構築したテレワーク環境を見直す時期が来ている。だが、解決すべき課題は多い。しかも「ただ使えればいい」ではなく、使いやすさに優れておりUXを向上させる必要もある。全てを一手に対処する方法はあるのか。

2022年05月24日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 「テレワークができる環境をとにかく急いで構築してくれ」。コロナ禍になった当初、そんな号令を受けて急きょネットワークやインフラを整備したIT担当者も多いだろう。おかげで、テレワークは新しい働き方としてしっかり定着したと言える。

 ただ、この新しい働き方を当たり前のものとして続けるためには、後回しにしていた拡張性や利便性といった課題を解決する必要がある。しかも、考えるべき要素はコロナ禍当初よりも増えている。

 サイバー攻撃の激化、増加するSaaS(Software as a Service)の管理、運用コストの削減、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上などさまざまだ。

 とはいえ、これらの課題に個別に対処していては切りがない。ではどうすればいいのか。有識者に話を聞いた。


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