DX推進において他社との抜本的な差別化を図る上で、“攻め”のクラウド活用は極めて効果的な策だ。しかし、それを実現するのは簡単なことではない。どうすればいいのか。
既存のITシステムは技術面の老朽化やシステムの肥大化・複雑化、ブラックボックス化などの問題を抱え、日本企業の経営・事業戦略上の足かせとなっている――。経済産業省は2018年に発表した「DXレポート 〜ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開〜」において、こう指摘した。
「レガシーシステム」から脱却し、クラウドネイティブな企業へと進化してクラウドを使いこなすことは重要な課題だ。しかし、単に既存システムをクラウドにそのまま移し替えるだけでは十分ではない。他社との抜本的な差異化に向けては、クラウドの柔軟さを生かした“攻め”のクラウド活用が重要だ。
にもかかわらず、残念ながら現状ではクラウドのメリットを十分に引き出せている企業は、まださほど多くはない。事態を打開するために今、どのようなキーワードやビジョンが必要されているのだろうか。次のページで、企業のITインフラおよびクラウドの事情に詳しいエキスパートと共に考える。
※本稿は、ITmedia NEWSからの転載記事です。
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