調達や配布、運用、リプレースといったPCライフサイクル管理に関連する業務は、企業のIT部門がDXに専念することを妨げている。PCの管理にかける時間を短縮し、業務の負担を軽減するにはどうすればよいのか。
業務用のPCは、企業が自ら購入して所有するか、レンタルで調達するのが一般的だ。自社でPCを所有する場合は、PCの機種選定に始まり、調達と設定、配布、故障対応、廃棄というライフサイクルを数年かけて回し、リプレースするという作業を繰り返さなければならない。「Windows」の管理も考慮すると、一連のPC管理には膨大な工数が発生する。ヘルプデスク業務まで含めると、IT管理者の業務負荷はさらに大きくなる。
テレワークの場合は、IT管理者と従業員が離れていることから、情報のやりとりに手間がかかったり、トラブルを迅速に解決できなかったりするという課題も生じる。
企業がPCを購入して所有する、という従来のやり方を継続する限りは、こうした一連の作業から逃れることはできない。IT管理者がより生産性の高い業務に専念するには、PCのライフサイクル管理を見直した方がよい。PC管理の作業負荷を軽減するために、どのような方法が取れるのか。
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