品質と効率を両立、コード解析ツールの乗り換えの決断がもたらした効果とは新ブランド戦略に伴う「品質向上の効率化」の挑戦

富士フイルムビジネスイノベーションは、海外進出を加速させる一方で、商品の品質向上と効率化の両立が課題だった。開発品質を高めつつ工数削減を両立させるに当たり、同社がコード開発ツールのリプレースに踏み切った理由は。

2022年06月27日 10時00分 公開
[ITmedia]

 2021年4月に社名を変更し、新たな船出を果たした富士フイルムビジネスイノベーション。同社は従来の中核事業であるデジタル複合機ビジネスと、デジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するソリューションビジネスの2軸を展開している。複合機ビジネスについては、富士フイルムビジネスイノベーションの新ブランド「Apeos」で製品を拡充している。従来のアジアを中心とした商圏だけでなく、中南米や南アジアといった新たな国や地域での活動を強化している。

 製品ラインアップの拡充に向けて、同社のコントローラプラットフォーム開発統括グループと、ユーザーインタフェース(UI)開発グループは、新ブランド戦略の下、海外市場開拓のために、日々の開発に取り組んでいる。経営環境の変化も相まって、これまで以上に高い品質が求められているという。

 同社のデジタル複合機が搭載する「コントローラ」は現在に至るまで拡張を続けてきており、中には10年以上前に書かれたソースコードも含まれている。うかつに改変できないソースコードが不具合を起こす可能性に備えつつ、「工数をかけずに品質を高める」というミッションを達成するために、同社はどのように課題解決に取り組んだのだろうか。


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