IBM iを使う企業は「運用要員の高齢化と人材不足」「IBM iの将来性」「クラウド化の波に乗れていない」という不安を抱えている。こうした不安を解消するには、無理をしてでもシステムを全面的に再構築するしかないのか。
現在、「IBM i(AS/400)」を使っている企業は日本国内に約7000社あり、その多くはIBM iを利用し続けることに不安を感じているという。
まず、「運用業務の属人化と運用要員の高齢化」の問題だ。必要最低限なリソースで回している企業の情報システム部では、IBM iの運用業務は属人化し、ドキュメント類も整備されていない場合が多い。そうした中で運用要員の高齢化が進み、既存要員が離職したり、定年退職で離脱したりすると、後継人材の確保が困難になる。そのため、システムを維持できなくなる恐れがある。
また、「将来に向けたロードマップが描けない」という悩みもある。ERP(Enterprise Resources Planning )などへの移行は、システムが複雑化、ブラックボックス化しているため困難を極める。だからといって、現行システムを延命させるにしろ、IBM iがいつまでサポートが継続されるのかサポートされるのか心配がある。そもそも、中長期のロードマップを描ける人材が確保できないという問題もある。
こうしたIBM iを利用して、不安を抱えている企業は、何をどうすればよいのだろうか。
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