「生体認証」「シングルサインオン」がテレワークをセキュアかつ快適にする理由面倒な認証と運用管理の負担も軽減

働き方の多様化が進む中、企業には社外ネットワークから社内やクラウドにある業務システムを安全に利用できる仕組みの整備が求められている。システムの安全性、利便性を保つにはどうすればよいのか。

2022年06月23日 10時00分 公開
[ITmedia]

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受けて、セキュリティが置き去りのまま突貫工事でテレワークの導入を推進した企業がある。セキュリティ対策が不十分なテレワーク環境は、サイバー攻撃の標的となりやすい。実際に、攻撃者がパスワードを不正に取得し、従業員になりすますことで社内のシステムにアクセスし、個人情報などの機密情報を窃取した事例がある。

 このような被害を防ぎ、安全かつ快適なテレワーク環境を実現する有効な手段がある。従業員の指紋や指静脈、顔といった生体情報を用いる「生体認証」と、一度認証すると、連携する全てのサービスにアクセス可能となる「シングルサインオン」の組み合わせだ。これらの組み合わせは安全かつ快適なテレワークをどう実現するのか。


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