レガシー化する稟議・ワークフローがもたらす「2つの課題」、どう解消する?中堅〜大企業の課題

経営の在り方や従業員の働き方が大きく変わる中、レガシー化が進み、時代に合わなくなっている稟議・ワークフローシステムが散見される。その刷新が遅れることが企業にもたらす「2つの課題」を深堀りし、解決策を探る。

2022年06月28日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「業務プロセスのデジタル化」は近年あらゆる企業の課題となっているが、より狭義の“電子化”は、大企業において以前から進んでいる。生産管理や購買・販売管理、財務会計、そして稟議(りんぎ)・ワークフローシステムなどだ。

 しかし、企業の経営の在り方や従業員の働き方が大きく変わり、既存のシステムが時代に合わなくなっている面があるのは否定できない。特に大企業向けのワークフローシステムはオンプレミス用の製品が一般的で、運用管理の負荷が課題になっている。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延を背景にテレワークが浸透する職場にとっては、アクセスする場が限られるシステムは使い勝手が良くない。一方でSaaS(Software as a Service)のワークフローシステムは、導入こそ簡単ではあるもののカスタマイズが利かず、自社の要件にジャストフィットしない場合がある。

 次のページで、これらの問題を解決する新たな選択肢を提示する。

※本稿は、kickflowからの寄稿を基に、アイティメディアが制作したものです。

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