「Microsoft 365」のバックアップが標準機能だけでは不十分な理由「ランサムウェア」「誤操作」で取り返しのつかない事態に

クラウドサービスの導入を進めるときに盲点となりがちなのがデータのバックアップだ。「Microsoft 365」を利用する場合、標準機能だけではデータを損失したときの復元が不可能になる場合がある。確実なバックアップを実現するには。

2022年06月28日 10時00分 公開
[ITmedia]

 バックアップは、業務システムを運用する際に必須の施策だ。どのような組織も、何らかの方法で、サーバやPCで管理するデータのバックアップを実施している。ところが近年、バックアップの取り組みが十分とは言えない状況が発生しつつある。その問題はクラウドサービスにある。

 クラウドサービスは、データセンターの運用負荷を軽減できる点がメリットの一つであり、組織への導入が急速に進みつつある。中でもMicrosoftのクラウドオフィススイート「Microsoft 365」は、オンラインストレージと「Microsoft Office」のツール群がどこでも気軽に利用できることから、人気を集めている。

 今やMicrosoft 365は重要な業務システムとして普及し、中には機密データの管理に使う企業もある。サイバー攻撃者はそうした状況を理解して積極的に攻撃を仕掛けてくるため、いっそうのデータ保護対策が必要だ。Microsoft 365のデータ保護において見落としがちなポイントを整理し、リスクに強いワークプレースを実現するにはどうすればよいのかを考える。


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