セキュリティ製品にこそ「透明性」が必要な納得の理由深刻化する攻撃にどう対処すればいいのか

EmotetやRoaming Mantisなど、メールやSMSを用いたサイバー攻撃が深刻化している。ユーザー企業が使うIT製品が、脆弱性を突かれて企業システムへの侵入のきっかけになることもある。高度化するサイバー攻撃を防ぐために必要な視点とは。

2022年06月30日 10時00分 公開
[ITmedia]

 サイバー攻撃による被害は後を絶たない。国内では、なりすましメールを介して感染を広げる「Emotet」による攻撃が沈静化の後再び活発化し、「弊社をかたったなりすましメールにご注意ください」といった注意があちこちで呼びかけられるようになった。

 このEmotetを介したり、VPN(仮想プライベートネットワーク)機器の既知の脆弱(ぜいじゃく)性を突いたりして国内外で広がっているのがランサムウェアだ。中でも関連企業がランサムウェアに感染したことがきっかけで、大手製造企業が工場の製造ラインを停止する事態に至った一件は、社会的に大きなインパクトを与えた。業務に必要なデータが暗号化されてしまって事業が停止したり、決算業務の延期に追い込まれたり、「盗み取られた個人情報を公開する」と脅され、その事実がダークWebを介して周知されるケースもある。

 こうした状況の中で「より安全な世界」を実現するために、セキュリティ対策にはどのような視点が必要なのか。最新の脅威の動向と、脅威に対抗するための方法を解説する。


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