バルセロナの決勝大会を目指せ Kaggle Days東京大会レポート「Kaggle Grandmaster」も登場

日本でも注目を集めている機械学習コンペティションプラットフォーム「Kaggle」。本稿では、2022年4月に東京で開催されて日本人エンジニアも活躍した大規模コンペティションの様子をお届けする。

2022年07月15日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 機械学習コンペティションプラットフォーム「Kaggle」(カグル)の注目度が日本でも高まっている。Kaggleのコンペティション(コンペ)では主催者となる企業や大学などがテーマとデータを提供し、参加者は同プラットフォームを活用して機械学習による予測モデルを構築し、その性能を競う。コンペの勝者に賞金や賞品を用意することで、主催者は大会を通じて精度の高いモデルを手に入れられる。また、参加者の分析手法や議論から新たな知見を得ることもできる。

 Kaggleの参加者は「Kaggler」(カグラー)と呼ばれる。コンペで上位に入賞すると、KagglerはGold(金)、Silver(銀)、Bronze(銅)といったメダルを獲得でき、そのメダル獲得数によって「Kaggle Master」などの称号が与えられる。この称号を得たKagglerを優遇する企業も目立つようになってきており、社員に入賞者が出るとプレスリリースを出す企業も存在するほどだ。Kaggleで得た称号は収入や転職にも有利に働く可能性が高く、KaggleにかけるKagglerの熱量も高まってきている。そのKaggleの注目大会の予選である東京大会が開催された。日本人エンジニアも活躍した大会の様子を紹介する。


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