既存vSphere基盤のクラウド化、小さな負荷でスピーディーに実現する方法とはアプリの改修やサービスの停止は不要

アプリケーション機能をクラウドのマネージドサービスに置き換えたり、既存の業務アプリケーションをIaaS上に載せたりなど、仮想化基盤をクラウド化する方法は幾つか考えられる。しかし、いずれの方法においても手間がかかるのが実情だ。

2022年07月21日 10時00分 公開
[ITmedia]

 従来の企業システムと言えば、オンプレミスのサーバ上に構成された仮想化基盤が一般的であった。アプライアンス型のHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)を利用している組織もあったが、基本的なところは同じだ。いずれもハードウェアのトラブルや故障など運用が煩雑になりがちで、管理者の負荷増大が課題だった。

 サーバ/HCIを設置するデータセンターの維持も大きな課題である。スペースを借りるだけでも高コストになりがちで、現地での作業が必要な場合は管理者の負担が非常に大きい。

 クラウドサービスが主流になりつつある昨今、こうしたオンプレミスシステムをクラウド化したいというニーズが高まっている。パブリッククラウドの利用が広がり、既存のシステムとの連携も増えてくると、遠く離れたままでは遅延や帯域の問題も大きくなる。オンプレミス上のワークロードをできるだけパブリッククラウドの近くへ寄せて、快適に利用する方法はないだろうか。

 そこで本稿では、既存のオンプレミス仮想化環境をクラウドへ「リフト&シフト」──特にクラウド化の第一歩として「リフト」する方法を考える。できるだけシンプルに、小さな負荷で、スピーディーにリフトするソリューションを紹介しよう。


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