山一ハガネの「オンプレミス回帰」戦略を支える“軽量・長寿命”UPSとは?リチウムイオンバッテリー式UPSの実力は?

特殊鋼を中心に扱う山一ハガネは、自社システムの「オンプレミス回帰」を選択した。オンプレミスシステムに不可欠な「命綱」である電源保護にはUPSが必須だ。リチウムイオンバッテリー搭載型UPSの使い勝手について担当者に聞いた。

2022年08月05日 10時00分 公開
[ITmedia]

 自社に適したシステム構成の追求は、IT担当者の積年の課題だ。昨今の流れに乗じて全てのシステムをクラウドに移せばよいというわけではない。セキュリティ要件のためにクラウド移行できないシステムや、一度クラウド移行を試みたがオンプレミスインフラに戻さざるを得なかったシステムなど、さまざまなシステムが、さまざまな事情でオンプレミスインフラで動いている。

 オンプレミスシステムの運用には、不意の停電や電源遮断だけでなく、電圧変動などの電源障害に備えるためのUPS(無停電電源装置)が欠かせない。以前のUPSは鉛蓄電池を利用したモデルが主流だった。十分な電源容量のUPSを準備するには、床の耐荷重を確認したり、ラック内で大きな設置スペースを確保したりする必要があった。現在は技術が発達し、リチウムイオンバッテリーを利用した省スペースで軽量のUPSが登場している。次のページで、日本のものづくりを支える製造業のリチウムイオンバッテリーUPSのユースケースを見てみよう。


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