LED監視を「IoT」「AI」で遠隔化、自動化するために必要な“これだけのコスト”「行ってみないと分からない」はもうやめる

IT機器の管理に不可欠なLEDランプの監視を人手で実施することには、さまざまな課題が伴う。コストを抑えつつ安定的にLEDランプ監視を実施し、トラブルにいち早く対処できるようにするには、何が必要なのか。

2022年08月17日 10時00分 公開
[ITmedia]

 堅牢(けんろう)さをうたっていても、全てのシステムには何らかのトラブルが発生する可能性がある。トラブル発生時には事象を素早く発見して対処し、正常な状態に戻せるよう体制を整えておくことが望ましい。

 そのようなトラブルに備え、企業はシステム管理ツールを用いて稼働状況をチェックしている。しかし管理ツールによる遠隔監視だけで全てを把握できるわけではない。ハードウェアの状態、すなわちIT機器に備え付けられたLEDランプの点灯、点滅状態を確認しなければ解決できないトラブルもある。ソフトウェア監視では正常に見えていても、LEDランプは異常を示しているケースがあるためだ。

 サーバやネットワーク機器を目視巡回してLEDランプを定期的に確認するとしても、大規模なシステムの場合は相応の時間がかかり、短期間のうちに高頻度で繰り返すことは難しい。監視対象機器が多過ぎてチェックが漏れる恐れもある。ミスを回避するためにダブルチェックをするという選択肢もあるが、その分、人的コストが肥大化するのが問題だ。

 本稿は、これらの問題を解消しつつ、安定的なシステム運用に欠かせないLEDランプ監視を自動化する方法を探る。

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