企業がクラウドファイルサーバに移行する価値とは?「コスト」で単純比較してはいけない理由

DX推進やテレワーク環境構築が課題となる中、クラウドの活用が盛んだ。オンプレミスを使い続けてきた企業にとってクラウド移行は一大プロジェクトだ。どこから手を付ければよいのか、検討する際のポイントはどこか、担当者に話を聞いた。

2022年09月02日 10時00分 公開
[ITmedia]

 DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進やテレワーク環境の構築、運用管理の負荷軽減……こうした課題に背中を押されるように、オンプレミスにある情報システムをクラウドに移行する動きが盛んになっている。

 しかしクラウド移行にはハードルがある。クラウドが情報システムの基盤になると、社内や在宅勤務の環境からクラウドへの安全な回線を手配する必要が出てくる。機密情報を含む場合は安全性を確保できるVPNや閉域網を用意し、かつ回線に費用を払い続けなくてはならない。

 コストも懸念点になるだろう。小さく素早く始めるのであれば、クラウドはとても有効な手段だ。しかし長年運用してきた情報システムの場合、システム連携は複雑でデータ量も膨大だ。基本的に従量課金となるクラウドに処理量やデータ量が多いシステムを移行すれば、「オンプレミスの方が安い」という話にもなりかねない。具体的にはクラウドファイルサーバの設計が重要になる。これまでオンプレミスを使ってきた企業がクラウド移行、クラウドファイルサーバへの移行を検討するなら、どこから手を付ければよいのか、クラウドに詳しい担当者に話を聞いた。


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