5G通信のためのインフラ整備に有効な方法の一つが、通信インフラを複数の通信事業者で共有する「インフラシェアリング」だ。インフラシェアリングは通信事業者以外の企業にとっても“無縁な話”ではない。それはなぜか。
日本では「5G」(第5世代移動通信システム)が本格的に普及しつつあり、通信事業者各社が5Gサービスの正式提供を開始した。高速かつ大容量、低遅延といった特徴を持つ5Gネットワークは、これまで以上にリッチなユーザー体験や新たなビジネスを創出するのではないかという期待を集めている。
一方で5Gの通信インフラの整備には、多大な投資を要する。これまで国内の通信インフラは、通信事業者各社がそれぞれ独自に整備するのが主流だった。そのため一部の通信事業者では、当初の予定通りのペースでネットワークを構築できないといった課題も生じた。こうした状況から、通信インフラを代行して構築し、共用化(インフラシェアリング)させて通信事業者へ提供する(ニュートラルホスト)、新たな事業形態が登場している。
インフラシェアリングは通信事業者だけでなく、さまざまな業態の企業で新たなビジネスチャンスを生み出す機会となる。インフラシェアリングは、企業の事業展開にどのようなメリットをもたらすのか。そしてインフラシェアリングを実現する鍵となる技術DAS(Distributed Antenna System:アンテナ分散型システム)とは何か。
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