“コミュニケーション格差”を埋めるには? 事例で学ぶオフィスづくりの方法ニッセイ情報テクノロジーの取り組みに見る

テレワーク中の従業員は、オフィスにいる従業員同士の会話に入ることを難しく感じる傾向にある。こうした“コミュニケーション格差”を埋めるために、ニッセイ情報テクノロジーはどのような取り組みを実践しているのか。

2022年10月20日 10時00分 公開
[ITmedia]

 自宅やリモートオフィスからWeb会議ツールを使って会議やミーティングに参加することは、当たり前の働き方になりつつある。企業によっては、テレワークとオフィスに出社する従来のワークスタイルが混在する「ハイブリッドワーク」体制を導入している場合もある。

 ハイブリッドワークで問題となるのは、テレワーク組と出社組との間で生じる「コミュニケーションロス」だ。オフィスにいる従業員同士は会議室で互いに直接顔を合わせてコミュニケーションを取れる一方、テレワーク組はその輪の中に入ることが難しい。そのため従業員が心理的な疎外感を抱いたり、従業員間で情報の差が生じたりしてしまう恐れがある。

 日本生命グループのIT戦略を担うニッセイ情報テクノロジーも、ハイブリッドワーク特有の課題に直面した企業だ。同社はコミュニケーション格差をなくすための「ある取り組み」で、従業員の会議やコミュニケーションにおける満足度を高めた。それは何か。

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