データの急増を受け、クラウドストレージの利用を検討している企業も多いだろう。一方、クラウドに移行したもののオンプレミスに回帰するケースも少なくない。このような状況下で、ある次世代クラウドストレージが注目されているという。
中堅、大企業にとって、データ管理は大きな悩みの種になってきている。特に問題なのは非構造化データだ。
文書ファイル、画像、動画などの非構造化データは急速なペースで増えており、ファイルサーバやNAS(Network Attached Storage)の容量を圧迫する。「自社は、永遠にNASの容量拡張を続けていかなければならないのか」。こうした疑問を持つ企業は、クラウドストレージの利用を検討する。
NASのクラウド対応が進んだことにより、古いデータや利用頻度の低いデータを、パブリッククラウドが提供するオブジェクトストレージに移行する企業も出てきた。パックアップ/DR(災害対策)などデータ保護の観点でもクラウドの活用は広がりつつある。
だが、実際に移行してみるとパブリッククラウドのストレージ料金が高額で、結局オンプレミスに回帰するケースも多く見られる。
そうした中、新興ベンダーが提供するクラウドストレージサービスが注目を集めている。世界中で4万8000社を超える企業が利用しているといい、日本でも社員数十万人規模の大手企業グループが採用している。このサービスは何がすごいのだろうか。担当者に聞いてみた。
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