「従業員の快適さ」と「セキュリティ」を両立させたネットワークを構築するにはハイブリッドワークを推進するゴールドウインの事例で解説

ゴールドウインは従業員のハイブリッド勤務を実施している。勤務体制の変化でVPN利用規模が拡大し、「Web会議が固まる」「アプリが遅くなる」などの問題が生じた。同社がこの問題を解決し、従業員の快適なシステム利用を実現した方法とは。

2022年11月25日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ゴールドウインは、さまざまなスポーツウェアやスポーツ用品の企画・製造から販売までを手掛けるスポーツアパレルメーカーだ。最近では、スポーツの起源である“遊び”を通して自然や環境との新たな関わりを生み出していく「PLAY EARTH」(地球と遊ぶ)というコンセプトを提示し、それを具現化した「PLAY EARTH PARK」といったイベントも開催している。

 デジタルの側面ではEC(Eコマース:電子商取引)事業に力を入れており、ECサイトやアプリケーションの改修を通して、実店舗のみならず、オンラインでの販売の拡大にも取り組んでいる。

 2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を機に、従業員の在宅勤務制度の整備も進めている。全従業員に対して在宅勤務が可能な体制を整え、現在は約1500人の従業員が、在宅勤務とオフィス勤務を組み合わせたハイブリッドワークをしている。

 在宅勤務のために、ゴールドウインは一部の従業員のみが利用していたVPNの利用を全面的に拡大した。VPNの利用規模拡大により、「メールアプリケーションやWeb会議アプリケーションが重たくて使えない」という従業員の悩みが浮上するとともに、オフィスへの出社を前提としないネットワークセキュリティ対策の必要も生じた。そこで同社が取り組んだのが、ハイブリッドワークに適した新しいネットワークの構築だ。同社の取り組みを詳しく説明する。


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