複雑化、高コスト化する無線LANの運用管理、今こそAI／クラウドの活用を！：運用の負荷とコスト、両方の課題も一挙解決

企業システムには不可欠の存在となった無線LAN。だが、最近は運用管理負荷やコストの増大といった課題も顕在化してきている。こうした課題を解決し、安定運用を実現するにはどうすればよいのだろうか。

[ITmedia]

　いまや無線LANは当たり前の存在となり、企業では重要なネットワークインフラの一つとして捉えられている。一般のオフィスだけでなく、IoT（モノのインターネット）活用が進む製造業の工場や流通、小売業の倉庫などでも積極的な導入が進んでいる。

　既に無線LANの技術は成熟しており、規格やスペック（通信速度や暗号強度など）ばかりが注目される時代はとうに過ぎている。運用のしやすさ、接続の安定性、包括的なセキュリティ機能といった固有の特徴を把握し、導入する領域のニーズや管理体制に合わせて製品を選定できる視点が必要になっている。特にIT人材の不足が大きな課題となっている昨今では、快適なネットワークアクセスを維持するための最新技術にも注目したい。

　また、電波を利用する無線LANは、有線LANとは異なる特性があり、機器の設置や運用には相応のノウハウ、技術力が必要になることも忘れてはならない。特に天井の高い倉庫や所狭しと機械の並ぶ工場では、無線LANの電波を満遍なく届けるための工夫が必要になる。

　工場や倉庫などの特殊な環境、専門のネットワーク技術者が不在の拠点でも活躍できる無線LANとはどのようなものか。どのようなノウハウや知見、経験が必要なのか。