「使わないと損?」CAD/BIM/CGがリモート環境でもサクサク動く映画『スラムダンク』制作会社も導入の基盤

多くの企業で進むテレワーク。だが、高性能ワークステーションを必要とするCAD/BIMやCG制作ではそれが難しい。そうした仕事でもリモートから安価に高性能ワークステーションを利用できるようにするにはどうすればよいのか。

2023年04月24日 10時00分 公開
[ITmedia]

 コロナ禍を経て、多くの企業がテレワークを導入し柔軟な働き方を実現しようとしている。しかし、店舗や工場など現地に赴く必要がある仕事ではテレワークができない。他にもCAD/CAM(Computer Aided Design/Computer Aided Manufacturing)やBIM(Building Information Modeling)などを用いる設計/シミュレーション、映像/画像などのCG(コンピュータグラフィックス)制作もテレワークが難しい。これらの業務で利用するコンピュータには、大容量のメモリや高いグラフィックス処理性能が求められる。そのため、事務作業などで使う通常のPCでは対応できず、高性能GPUを搭載したワークステーションが必要となる。

 通常のPCより大きく重く高価なワークステーションを自宅に持ち帰ったり、商談先に持ち出したりするのは、故障などのリスクもあり、現実的ではない。消費電力も大きく、自宅での電源確保も難しい。また、高価なので1人1台のワークステーションを用意できない職場もある。さらに、複数企業が参加する建設やCG制作のプロジェクトでは、プロジェクトの期間だけ、エンジニアやデザイナーに十分な性能を持つワークステーションを用意したいといったニーズもある。

 これらの課題からCAD/CAMやBIMなどを利用したり、CGを制作したりするような業務では、出社を余儀なくされるのが実情だ。どうすればこの課題を解決できるのだろうか。


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