JALグループが「PostgreSQL」ベースのDBMSを採用 重視した選定ポイントは?可用性の確保やクラウド化を踏まえた移行

JALグループのIT運用の中核を担うJALインフォテックは、システム刷新計画に取り組む中、最先端技術の活用を踏まえて「PostgreSQL」をベースにしたDBMSを選定した。選定ポイントやプロセスを担当者に聞いた。

2023年04月25日 10時00分 公開
[ITmedia]

 飛行機の予約、発券、搭乗手続きなど、乗客が飛行機に乗るまでにはさまざまなプロセスがあり、いずれのプロセスにもシステムが関わっている。運航に携わる航空会社の業務システムは、運航、客室、整備をはじめ多岐にわたる。

 日本航空(JAL)グループの一員であるJALインフォテックは、システム開発、システム運用・保守、フィールドITサービス(飛行機や空港などの現場におけるIT関連のサポートサービス)事業において、JALやそれ以外の企業のニーズに応えるIT企業だ。同社はJALグループの長期目標となる「ITグランドデザイン」に沿って、レガシーインフラの更改、インフラやソフトウェアの標準化などに取り組み、全体最適を目指した改革を進めている。データベース管理システム(DBMS)についても、従来はソースコード非公開の商用DBMS(以下、商用DBMS)を採用していたところに、クラウドシフトやオープンソースソフトウェア(OSS)の活用といった近年のニーズを取り入れたシステム刷新を計画し、オープンソースのDBMSを選定した。

 JALインフォテックはオープンソースDBMSを比較検討する際に、どのようなポイントを重視したのか。同社の標準仕様に基づく新しいデータベース(DB)の設計と移行のプロセスを紹介する。


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