システムの可用性を高める手段にFTサーバがある。だが、物理サーバはコストが割高になりがちだ。FTサーバのリプレース時期を前にして「現状のままでいいのだろうか」と悩むIT担当者も多いはずだ。
基幹系システムなどのミッションクリティカルなシステムでは多くの場合、可用性を高めるためにFT(Fault Tolerant)サーバなどを用いた冗長構成が採られている。CPUやメモリ、HDDといった主要コンポーネントが二重化されたFTサーバはメインシステムと同期しているため、障害発生時でもシステムを止めることなく対応できる。FTサーバでも既存のOSやアプリケーションが動作するため、ソフトウェアに変更を加えずに済むというメリットがある。
近ごろは、リプレースを機に仮想化技術を使ってFTサーバを集約して物理サーバの台数削減を検討する企業が増えてきた。だが、工場ではシステム停止が生産ラインに大きな影響を与えるために、物理環境が必要なシステムもあるなど、業種によっては全てを集約することが困難なケースもある。
物理のFTサーバが必要な現場でも仮想化によって集約を進め、運用管理をシンプルにする手だてはないものだろうか。
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