クラウドを前提とした設計、開発でアジリティを向上させるクラウドネイティブの実践企業が増える一方、課題になっているのがデータベースだ。クラウドネイティブな環境に見合うデータベースとは、何なのか。何がすごいのか。
企業の顧客接点となるアプリケーションやサービスの迅速提供が求められる今、クラウド活用や、クラウドを前提とした設計、開発をするクラウドネイティブに注目が集まっている。
クラウドネイティブを実践する意義は技術的側面だけではない。新たなユーザー体験を提供すること、顧客や市場のニーズに即応できるアジリティを持つこと、ユーザーの急激な増減に最適なリソースを割り当てられる点がある。
クラウドネイティブを実現するための技術要素は、今や百花繚乱(りょうらん)だ。コンテナ、マイクロサービス、アジャイル開発、DevOps、サーバレス、オブザーバビリティなど各分野において新たなツールが次々と登場し、洗練されてきている。
だが、クラウドネイティブの流れから取り残されてきた領域がある。それはデータベースだ。従来のSQLで可能とされた高度なクエリを、クラウド環境で実装する場合、運用負荷の高い複雑なアーキテクチャを構築するか、どこかで諦めて妥協する必要があった。つまりデータベースがクラウドネイティブ実践の足かせになっていたわけだ。
近年、そうした状況がようやく変わりつつある。リレーショナルデータベース(RDB)のようにSQLが使えて複雑なクエリにも対応でき、かつ伸縮自在、さらにクラウドでもオンプレミスでも自由に環境を選択できるデータベースが注目され、導入が広がっている。
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