ポストコロナは「SD-WAN」と「ローカルブレークアウト」だけでは足りない：ポストコロナの国際WAN再構築、どんなネットワークをどう作る？

世界的に事業を展開する企業は「ポストコロナ」のWANの再構築を迫られている。SD-WANの導入を進める企業が増えてきたが、それだけでは十分とはいえない。では、どのようなネットワークをどう作ればいいのだろうか。

[ITmedia]

　世界的に事業を展開する国際企業の多くは今、“国際WANの再構築”を迫られている。

　コロナ禍でテレワークへの対応に迫られ、根本的な問題への対処を行う余裕がなかった企業も多い。だがコロナ禍が一段落し、ハイブリッドワークあるいはオフィス中心のワークスタイルへの回帰が進んでくると、これまでのWANの限界が露呈する。また、急ごしらえしたネットワーク対応で生まれたほころびに、目をつむり続けることも難しくなってくる。

　では、どういうネットワークを目指し、どう実現すればいいのだろうか。国際企業のグローバルネットワークの現状と課題からその答えを探る。