世界中で猛威を振るうランサムウェア攻撃。国内においても甚大な被害を受けた組織は存在しており、その深刻さはもはや“災害”とさえいえる。実際の被害事例から、最終防衛線としてのバックアップに求められる要素を考察する。
38秒に1回のペースで攻撃が実行されているという調査結果もあるなど、世界中で猛威を振るうランサムウェア。国内でも被害は続発しており、ある医療機関は取引先の給食事業者を踏み台に侵入された結果、カルテを全て紙に戻し、2000台以上のサーバや端末をクリーンインストールするなど、対応・復旧に膨大なコストと時間を費やすことになったという。
こうした事例からは、ID・パスワードを適切に管理することや、外部との接続を定期的に棚卸しすることがいかに重要であるかが見えてくるが、さらに最終防衛線としてバックアップを実施することも忘れてはならない。近年はランサムウェア攻撃の高度化で、バックアップデータそのものが標的となるケースも増えているため、その点を踏まえて対策することが必要になる。
本動画では、ランサムウェアという“災害”に対抗するには、「書き換え不能なバックアップによる保護」など3つのアプローチが求められることを指摘。それぞれを実現するポイントについて、具体的なソリューションを交えて解説しているので、参考にしてほしい。
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