困難だった大規模データ基盤の統合、アスクルがタッグを組んだ相手は使いにくい従来型DWHから柔軟なデータ利活用へ

アスクルはビッグデータを管理するため、ビジネス成長に合わせたデータ基盤の整備に取り組んできた。構築するまでにかかった期間は3年以上だ。この大規模プロジェクトを推進できた秘訣(ひけつ)をアスクルの担当者に聞いた。

2023年07月31日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 「仕事場とくらしと地球の明日(あす)に『うれしい』を届け続ける。」をパーパス(存在意義)に掲げ、中期経営計画で2025年までに「オフィス通販から全ての仕事場とくらしを支えるインフラ企業へのトランスフォーメーション」を目指すアスクル。創業以来、着実な成長を続けてきた同社の競争優位性の源泉の一つがB2Bのビッグデータだ。

 こうしたビッグデータを管理するために、アスクルはビジネス成長に合わせたデータ基盤の整備に取り組んできた。2013年からオンプレミスでデータプラットフォームの運用をスタートさせ、2019年からは全社のビジネスデータを全て「Google Cloud」上に集約。オンプレミス環境で課題になり始めていたキャパシティー不足、スピード不足、データ鮮度の低下などの解消に取り組んだ。その上で2021年12月までに社内のデータ分析基盤を「BigQuery」に全面移行し、さまざまなデータ基盤を一元的に統合したビッグデータプラットフォーム「ASKUL EARTH」を構築するに至った。

 この大規模プロジェクトを推進できた秘訣(ひけつ)をアスクルの担当者に聞いた。


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