データの暗号化、破壊により業務の停止を引き起こす可能性が高いランサムウェアを完全に防御することはもはや難しい。万が一侵入された場合、事業を継続するためにはどうすればいいのだろうか。
国内企業のランサムウェア被害が日々報道されている。被害を受けるとシステムの復旧に数カ月かかるケースもあり、対策は急務だ。脅威が高度化する昨今、企業はランサムウェアの侵入を防ぐことは難しく、いかに「リスクと共存していくか」も考えなくてはならない。
そこで注目されているのが、サイバー攻撃を受けたとしても被害を局所化し、迅速に業務を復旧、事業を継続させる“サイバーレジリエンス”という考えだ。本稿はこの考えにもとづいたランサムウェア対策を紹介する。
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