コロナ禍をきっかけにSaaSの業務利用が普及している。ただしSaaSもオンプレミスシステムと同様に、ユーザー企業がデータのバックアップを取る必要がある。SaaSバックアップ製品選びのポイントとは。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延がきっかけで、企業におけるテレワークの導入が一気に加速した。これにより、オンプレミスのITインフラで稼働する業務アプリケーションからさまざまな企業がSaaS(Software as a Service)に乗り換えている。従業員が自宅や外出先からクラウドサービスを利用する機会が相対的に増えたことから、セキュリティ対策やデータ保護の手法を見直すことはIT管理部門の急務となっている。
しかしセキュリティやデータ保護の観点で「SaaSデータのバックアップが必要だ」と認識している企業はどれだけあるだろうか。2022年には情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格が改定となり、認証の更新に際してクラウドセキュリティの確保が求められるようになった。このことも、SaaSのデータをバックアップする必要性を後押ししている。
これからの働き方にSaaSは欠かせない存在になりつつある。もしSaaSのデータが損失したら、事業継続に大きな影響が生じる可能性がある。SaaSの業務アプリケーションが未知の脅威に侵害されたとしても、迅速に復旧させ得る「サイバーレジリエンス」(インシデント発生時の回復)計画を企業はどのように構築すればいいのか。
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