マイグレーションを機にDXを推進する「2027年問題」の最新事情SAP S/4HANAへの移行をゴールにしない

SAP ERPのマイグレーションを価値ある投資に変えるためには「基幹システムの刷新を起点に何を実現したいか」を描くことだ。SAP ERPのEOSを機にDXを進める方法を専門家に聞いた。

2023年09月08日 10時00分 公開
[ITmedia]

 2027年末に「SAP ERP 6.0」(ECC 6.0)が標準保守期限を迎える。いわゆるSAP ERPの「2027年問題」だ。

 SAP ERP移行の有識者によると、この数年間でユーザー企業においてDX(デジタルトランスフォーメーション)への意識が高まったことで、SAP ERPのマイグレーションに求めるニーズが変化したという。2027年問題をただのバージョンアップ対応やマイグレーションにとどめずに、基幹システムの刷新を機にビジネスプロセスや業務フローを見直したいと考える企業が増えているようだ。

 SAP ERPマイグレーションを単なるコストと考えず意義あるマイグレーションにするには、今の意識をどう変える必要があり、どのように対応するのが最善なのだろうか。


提供:株式会社日立システムズ
アイティメディア営業企画/制作:アイティメディア編集局

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.