帳票・レポート実装のコスト削減と生産性向上を実現するノーコード開発とは？：帳票やレポートをBIツールで開発する秘策

帳票やレポートの作成業務やシステム実装は、さまざまな企業が抱える課題だ。レポート作成業務は時間を要し、システムへの帳票実装は想像以上の時間とコストが掛かる。このような課題を解決し、開発効率と生産性を高める方法とは。

[ITmedia]

　帳票やレポートは、経営管理やオペレーション業務など、さまざまな企業活動に必要不可欠な情報だ。実際、企業ではユーザー部門の担当者が「Microsoft Excel」（以下、Excel）を活用してレポート作成をしていることは珍しくない。しかしレポート作成業務には相応の時間が掛かるため、現場業務の効率悪化の要因となっている。

　事業部門の担当者がレポートを作成するオペレーションは、「Excelフォーマットの作り込み」「データベース（DB）からの必要なデータの収集」「レポートへの落とし込み」という流れになる。データの収集については情報システム部門へ依頼するケースもあり、1つのレポートを作成するのに数日を要することもある。

　基幹システムの導入においても、帳票レポートの実装課題は存在する。例えば、システムリプレースプロジェクトでは旧システムが持つ帳票の棚卸し、新システムへの帳票実装設計、開発とテスト作業。それらには膨大なコストと時間が発生し、予算超過の主要因となるケースも散見される。

　解決が困難なこの課題にどう取り組むべきか。手間とコストを抑えて、生産性を改善する秘策とは。