オンプレミスのコンテナ基盤に3つの不満、NSSOLはクラウド移行で解消できたのかコンテナ活用環境はもっと早く柔軟にできる

オンプレミスのコンテナ基盤ではリソース変更の俊敏性、開発に欠かせないマネージドサービスとの連携性などに不満の声がよく上がる。この問題を、日鉄ソリューションズ(NSSOL)はAzure移行で解決したという。環境はどれほど変わったのか。

2023年09月28日 10時00分 公開
[TechTarget]

 ビジネス環境が激しく変化する中、その変化に対して柔軟かつスピーディーに対応できる手段としてコンテナが注目されている。特に、顧客向けにシステムやサービスを提供する企業ではコンテナの活用は必須になりつつある。

 そんな中、早い段階からコンテナ基盤を導入し、さまざまな成果を上げているのが日鉄ソリューションズだ。同社の技術本部 アーキテクチャ&テクノロジー部(以下、ATEC)は、新しい技術を用いた開発や新しい開発スタイルの社内実践をリードする役割があり、オンプレミスに構築したオープンソースベースのコンテナ基盤を社内の開発者に提供することで、同社の顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支援してきた。

 コンテナ基盤のハードウェアが保守期限を迎えることになり、2022年10月から同基盤をクラウドへ移行するプロジェクトがスタート。2023年9月現在、プロジェクトは無事完了し、コンテナ基盤はクラウドで稼働している。

 ただ、プロジェクト発足当時は課題も幾つかあったという。そこで本稿は当時の課題とその解決策、そしてクラウドへの移行やマネージドサービス「Azure Red Hat OpenShift」の導入によってどのような成果が得られたのか、話を聞いた。


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