PoC貧乏を越えてDXはどこまで進んだか? 現場密着のAI活用と3つの推進アプローチ取り組むべきは「真似・再利用・継続」

データ活用の重要性が認識され、企業のデータ活用が急速に進展している中、AIを使うことが現実的な選択肢になってきた。一方で、データを管理、運用する人材の不足、データマネジメントにおけるセキュリティの課題も顕在化している。

2023年11月15日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する上で、不可欠な取り組みの一つがデータ活用だ。経営環境変化が激しく、先行きが不透明な中、企業は効率的で競争力のあるビジネスモデルを構築し、継続的に改善する必要がある。アプリケーションと、そこから生成されるデータを活用することで、市場動向や競合情報を把握し、迅速な戦略調整や新しい機会の発見、継続的な価値創出が可能になり、顧客満足度の向上、意思決定のサポートにつながるからだ。

 その重要性が認識され、データの蓄積場所、分析プラットフォームとしてクラウドが普及したことで、企業のデータ活用が急速に進展している。中でもAI(人工知能)の活用が現実的な選択肢になりつつある。一方で、データを管理、運用する人材やスキルの不足、情報漏えい事故を発生させたり、ランサムウェア攻撃を受けたりなど、データマネジメントにおける課題も顕在化している。

 かつては「PoC貧乏」といった言葉で取り組みの難しさが語られてきたDXだが、PoC(概念実証)段階を乗り越えて、継続的な価値創出につなげるために、企業はどうデータ活用、データマネジメントに取り組めばよいのだろうか。


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