レガシーシステムに悩む企業は多い。マイグレーションの方法は幾つかあるが、安易に新しい仕組みに切り替えるだけでは「前よりも性能が落ちた」といったことが起こりかねない。その原因は「“レガシー”を誤解していること」にある。
企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する際に、「既存のレガシーなシステムが足かせになる」とよくいわれる。確かに老朽化、複雑化、ブラックボックス化してしまったシステムでは、新しいデジタル技術を活用し新たな知見を得ることが難しい。またレガシーシステムの多くは「維持や保守に手間とコストがかかる」「システムを支えてきたエンジニアが高齢化している」などの問題を抱えており、このまま使い続けられるのかと不安を抱く企業は多いだろう。
とはいえ、「レガシーだから」という理由で、安易にIA(Intel Architecture)サーバなどに置き換えたり、パブリッククラウドに移行したりしても、うまくいかないことはある。手間とコストをかけて置き換えても、従来の性能や安定性が得られなければ意味はない。
ではどうすればいいのか。専門家は「そもそも“何がレガシーなのか”について具体的に把握する必要がある」と指摘する。詳しく話を聞いた。
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