システムの停止は企業経営に大きな影響を与える。停止しないシステムを構築するための重要なポイントは、ストレージシステムの可用性確保だ。止まらないストレージシステムを構築するには、どうすればよいのか。
ITインフラの可用性を確保することは経営に関わる課題だ。消費者向けビジネス(B2C)の場合、システムが少し停止しただけでもSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で話題になってしまうことがある。企業間取引(B2B)が主体の企業でも、仕掛り在庫が少ない業界では、1社のシステム停止が業界全体の休業へとエスカレートしてしまう可能性がある。
可用性を高めるには、システムの全構成要素の可用性を考慮することが欠かせない。その中でも特に重要な要素になるのが、あらゆる業務データを保管し、読み書きのアクセス要求に応えるためのストレージシステムだ。ストレージやデータベースシステムが停止すると、業務システム全体が停止する可能性があるためだ。
ストレージシステムの可用性を高めるために、IT管理者は何をすればよいのか。地震や洪水といった災害にも耐えられるストレージシステムを構築するには、どうすればよいのか。本稿ではその基本的な考え方を解説する。
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